「マガイモノの温泉」にはいろいろあります。それが、堂々と「温泉」の看板を掲げて営業しているのが現在の日本なのです。現在、わが国には約二万三〇〇〇軒の温泉施設がありますが、そのうち「ホンモノ」と呼べる温泉はおそらく三割もありません。一〇軒のうち少なくとも七軒は、「ニセモノ」あるいは「マガイモノ」の温泉だろうと私は推測しています。こんな状態のまま放っておけば、いずれ日本の温泉文化は滅んでしまうことでしょう。
[参考サイト]
草津 ホテル
http://www.jalan.net/hotel/090000/LRG_090200/
大山ロイヤルホテル
http://www.jalan.net/yad311901/
飯田橋 ホテル
http://www.jalan.net/hotel/130000/STA_990044/
赤城温泉
http://www.jalan.net/onsen/OSN_50535.html
西鉄イン黒崎
http://www.jalan.net/yad311317/
「温泉文化が滅びる」というのは、「日本人の精神がダメになる」ということと、ほとんど同義だと私は思います。また、真の心身再生の場が失われれば、人々の労働意欲が低下し、国としての活力も衰えるにちがいありません。ですから、私はことあるごとに、温泉業界に改革を訴え、行政サイドには温泉法のハードルを高くするよう求めてきました。もちろん、その努力は今後も続けていきます。しかし、すぐに温泉の世界からニセモノやマガイモノが消え失せるわけではないというのも現実でしょう。むしろ、こうしているあいだにも、全国各地でホンモノとは呼べない温泉がふえているかもしれません。ならば利用者としては、自衛手段として、ホンモノとニセモノやマガイモノを見分けるノウハウを身につける必要がある。