私が最初に外国の鉄道に乗ったのは平成元年(一九八九)八月のことである。日本からヨーロッパへの直行便は当時まだ高価だったので、南回りの中華航空を選んだ。羽田から台北へ出て、そこで南回りのアムステルダム行きに乗り換え。途中ハンコックとカイロへ立ち寄って合計二二時間ほどもかかったが、数えきれないほど機内食が出たのが印象的で、ハンコックでは飛行機を降りて待たされ、カイロではエジプト人の係員が乗り込んで通路の隅々を掃除していった。
[注目サイト]
釧路のホテル
釧路・阿寒・根室・川湯・屈斜路周辺のホテル - じゃらんnet
http://www.jalan.net/hotel/010000/LRG_012600/
ナゴヤドームのホテル
ナゴヤドーム-じゃらんnet
http://www.jalan.net/theme/park/nagoya_dome.html
ホテルエコノ名古屋栄
ホテルエコノ名古屋栄 - じゃらんnet
http://www.jalan.net/yad362826/
川湯温泉
川湯温泉の温泉・露天風呂のある宿・ホテル - じゃらん温泉ガイド
http://www.jalan.net/onsen/OSN_50371.html
ホテル阪神
ホテル阪神 - じゃらんnet
http://www.jalan.net/yad346945/
初めてのヨーロッパはなかなか遠かったが、それ以前に横浜から釧路まで、物好きにも夜行や鈍行を交えて三五時間ほどかけて二泊三日の鉄道旅行をしたこともあり、それを考えれば地球のあちら側も意外に近いものではあったが。当時はまだ東西ドイツの統一前である。三か月後にベルリンの壁が崩壊するなど想像もしていなかったが、その「西ドイツ」で最初に戸惑ったのはフランクフルトの地下鉄に乗った時のことである。自動販売機で小銭を入れても戻ってきてしまう。故障かと思って隣の機械でやってみてもダメ。困っていると後ろで並んでいたドイツ紳士が「最初に行き先ボタンを押すんです」と教えてくれた。自動販売機では最初にコインを入れてボタンを押す、という動作は日本では「自明のこと」で、多くの日本人が何も疑問に思わないが、ただ単に順番が逆である、ということに新鮮な驚きを覚えたものだ。